慢性肝炎

新宿駅西口・南口徒歩3分の慢性肝炎の診療 当院では慢性肝炎の治療を行っております。 治療をご希望の方、 症状のある方は当院にご相談ください。

11 January, 2025

1.慢性肝炎の基礎知識

1-1.慢性肝炎とは何か

慢性肝炎とは、肝臓が長期間にわたり炎症を起こしている状態を指します。原因はウイルス感染アルコール脂肪肝など様々で、炎症が持続すると肝臓にダメージが蓄積され、最終的には肝硬変肝がんへと進行することがあります。定期的な検査と適切な治療が重要です。   

1-2.慢性肝炎の読み方

「慢性肝炎」は「まんせいかんえん」と読みます。「慢性」は症状が長期にわたり続くことを意味し、急性肝炎とは異なり、治療や管理を続けながら付き合っていく必要があります。

2.慢性肝炎の症状

2-1.自覚症状とその特徴

慢性肝炎は初期には症状がないことが多いです。進行するにつれて、疲れやすさ、食欲不振、倦怠感などが現れますが、これらの症状は見過ごされやすいものです。進行すると腹部の痛みや黄疸が出てくることもあります。

2-2.急性肝炎との違い

急性肝炎は突然発症し、比較的短期間で回復しますが、慢性肝炎は炎症が持続し、肝臓にダメージが蓄積されるのが特徴です。また、慢性肝炎では自覚症状が少ないことが多く、発見が遅れる場合があります。それに対し急性肝炎は急な発熱や腹痛を認め、症状に気付きやすいです。

2-3.進行した時の合併症

慢性肝炎は、時間をかけてゆっくりと進行します。

定期的な検査を受けて経過を確認することが重要です。進行具合によって治療の内容が変わるため、医師と相談しながら対応します。

また慢性肝炎が進行すると肝硬変肝がんといった深刻な合併症が生じるリスクが高まります。肝硬変は肝臓の組織が硬くなる病気で、肝臓の機能が低下します。

肝がんが発生すると生命に関わるため、早期発見・治療が不可欠です。

3.慢性肝炎の原因と感染経路

3-1.ウイルス性肝炎の原と種類(B型、C型)

慢性肝炎には主にB型肝炎とC型肝炎の2つがあります。B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が原因で感染し、母子感染血液を介して広がります。C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)によって発症し、血液を介して感染することが多く、慢性化しやすいことから日本でも多くの患者がいます

3-2.アルコールによる肝炎

長期間のアルコール摂取により肝臓に負担がかかり、アルコール性肝炎が発生することもあります。アルコール性肝炎は慢性化することが多く、放置すると肝硬変へと進行するリスクが高まります。

3-3.脂肪肝との関連

脂肪肝は肝臓に脂肪がたまった状態を指し、放置すると慢性肝炎に進展することがあります。特に肥満や糖尿病のある方は脂肪肝から非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に移行し、肝硬変や肝がんのリスクが高まります。

3-4.自己免疫性肝炎

肝炎の中には自分の免疫のせいで肝炎を起こしてしまうものもあります。

これらの原因は遺伝的なものや体質によるものが多く、感染などが原因である可能性は低いです。

4.慢性肝炎の検査法

4-1.血液検査での数値測定

血液検査では、ALTASTなどの肝臓酵素の値を確認します。これらの数値が高い場合、肝臓に炎症がある可能性があります。また、アルブミンビリルビンの数値も肝機能を判断するために重要です。

4-2.HCV・HBVの抗体検査

HCV抗体HBV抗体の検査を行うことで、B型、C型肝炎ウイルス感染の有無を確認できます。感染が確認された場合には、ウイルスの量活動状況を調べることで、治療の必要性が判断されます。

4-3.組織検査の重要性

肝臓の組織検査(生検)は、肝臓の状態を詳しく調べるために行われます。組織を直接確認することで、肝硬変の進行度やがんの有無を調べることができ、治療方針の決定に役立ちます。

5.慢性肝炎の治療法

5-1.インターフェロン療法について

インターフェロン療法は、B型やC型肝炎ウイルスを抑えるために用いられます。体内でウイルスの増殖を防ぎ、免疫機能を強化する効果が期待できますが、一定期間続ける必要があり、副作用が出る場合もあります。

5-2.抗ウイルス薬の効果

抗ウイルス薬はウイルスの増殖を抑える効果があり、特にC型肝炎の治療で広く使用されています。最近では、副作用が少なく短期間で効果が出やすい薬も開発されており、治療の成功率が上がっています。

6.慢性肝炎の注意点

6-1.飲酒時の注意

アルコールは肝臓に大きな負担をかけるため、慢性肝炎の場合は禁酒が勧められます。治療中はアルコールを避け、肝臓に負担がかからない生活を心がけましょう。

6-2.日常生活における管理

生活習慣も肝臓に影響を与えます。規則正しい生活や栄養バランスの取れた食事を心がけ、無理のない範囲で運動を取り入れることで肝機能の維持に役立ちます。

最後に

肝炎は初期の段階では症状が気にならなくとも、長期的に放置することが危険な病気です。

早い段階で発見し、早期治療を行うことでより人生の充実度を高めていくことができます。

心当たりがある方は検査を受けるようにしましょう。

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