朝になると強い不安が…「朝不安」の正体と心療内科でできること
朝になると気分が落ち込み、不安や動悸・吐き気が現れる…それは「朝不安」と呼ばれる心の不調のサインかもしれません。この記事では、朝不安の原因や背景、心療内科でできるサポート内容について、医療的な視点からわかりやすく解説します。

朝だけ不調が強い?それは“こころ”からのサインかも
「朝起きるのが怖い」
「布団の中で心臓がバクバクして動けない」
「出勤・登校のことを考えると吐き気がする」
このような、“朝限定”の心と身体の不調を感じたことはありませんか?
「朝不安」と呼ばれるこうした状態は、単なる気分の問題ではなく、うつ病や適応障害、不安障害の一症状として見られることがあります。
日中は元気なのに、朝だけ極端に落ち込む――そんな方は要注意です。
なぜ朝だけつらい?“朝不安”が起きるメカニズム
朝は「コルチゾール」というストレスホルモンが自然に上昇する時間帯です。
本来は体を活動モードにするための働きですが、心が疲れているときには、この作用が過剰に出てしまうことがあります。
さらに、夜のうちに抱えていた悩みや不安が、睡眠の質を低下させ、朝の起床時に「心身の疲れ」として表面化することも。
こんな症状がある方は一度ご相談を
- 朝起きると動悸や息苦しさがある
- 起床後すぐに気持ちが落ち込み、涙が出る
- 食欲がわかず、吐き気や胃の不快感がある
- 午後になると少し元気になるが、また翌朝つらくなる
- 遅刻・欠勤・学校への行き渋りが増えてきた
こうした状態が続くと、「自分はダメだ」と自己否定が強まり、より深い心の不調へとつながるおそれがあります。
朝不安は“メンタル不調”の入り口です
特に、まじめで責任感の強い方は、朝不安を「甘え」「気のせい」と思って我慢しがちです。
しかし、朝のつらさは決して本人の性格や努力不足ではありません。
むしろ、「心がこれ以上がんばれない」というサイン。
無理を続けることで、症状はさらに悪化してしまいます。
新宿駅 内科・心療内科クリニックでのサポート内容
当院では、以下のようなアプローチを行っています:
- 精神状態・睡眠・生活背景の丁寧な聞き取りと評価
- うつ病・適応障害・不安障害の診断と説明
- 必要に応じてお薬によるサポート(抗不安薬・抗うつ薬など)
- 日常生活や勤務環境の調整方法のアドバイス
- カウンセリングのご案内や心理療法の併用提案
治療のゴールは「症状を抑える」だけでなく、その人らしい朝を取り戻すことです。
新宿駅から徒歩圏にある当院では、仕事帰りや通学前にも通いやすい環境を整えています。
まとめ:朝不安は「治せる」症状です
「朝がつらい」「起きるのが怖い」
――それは、あなたのせいではありません。心と身体のサインです。
放っておくと症状は進行しますが、早期に適切なサポートを受ければ、改善の可能性は十分にあります。
新宿駅 内科・心療内科クリニックでは、朝不安のある方への丁寧な診療を行っています。
つらい朝を、少しでも楽にするために。どうか一人で抱え込まず、ご相談ください。